女は空を支える › 2016年04月

PR広告

  

Posted by at

2016年04月18日

熊本地震 前震・本震「地震学上、予測は困難」

16日未明に起きたマグニチュード(M)7・3の地震は14日の熊本地震の余震ではなく、一連の活動で最も規模が大きい「本震」だった。気象庁は28時間前に起きた熊本地震を「前震」だったと訂正し、「予測は困難」と釈明。地震学の限界を浮き彫りにした。

 地震活動は本震が発生した後、より規模が小さい余震が起きて終息に向かうことが多い。気象庁は今回もこのケースとみて余震の見通しを説明してきたが、M6・5の熊本地震は前触れにすぎなかった。M7・3は阪神大震災と同じ規模で、エネルギーの大きさは熊本地震の約16倍に及ぶ。

 なぜ“主役”の本震が控えていることを見抜けなかったのか。会見した気象庁の青木元・地震津波監視課長は「ある地震が起きたとき、さらに大きな地震が起きることをその場で予測するのは地震学上、非常に難しい」と説明した。

 前震だということをあらかじめ把握できれば、地震予知も現実味を帯びてくる。だが現在の科学では、本震が起きた後に振り返って初めて前震だったと分かるのが実情だ。東日本大震災でもM9・0の巨大地震の2日前に、震源の北東側でM7・3の前震が起きていたことが後に判明した。

 熊本地震をめぐっては大きな地震がその後も相次いでいる。今回の本震をさらに上回る地震が起きる恐れはないのか。青木課長は「この付近の活断層の地震はM7級と想定されており、それ以上は考えにくい」催淫カプセルとしている。  


Posted by onasorae at 11:43時事通信