女は空を支える

2016年07月26日

スターも愛したシブヤ さらばスペイン坂スタジオ



 ラジオの公開スタジオの“代名詞”ともいわれた東京・渋谷の「TOKYO FM渋谷スペイン坂スタジオ」が来月七日、入居するパルコの建て替えに伴い閉鎖される。一九九三年の誕生から二十三年。ガイドブックに載るほどの渋谷の名所は、ラジオDJや芸能人と“つながる”場でもあった。 (鈴木学)
◆23年の歴史に幕
威哥王

 「ギョーザね、分かる、分かる。オレはカツカレーとかガッツリ系だけど」。スタジオのガラス越しに、パーソナリティーのマンボウやしろさん(40)がニヤリと笑う。

 二時間の生放送「スカイロケットカンパニー」(月-木曜午後五時)は、会社の夕方の会議という設定で、“本部長”やしろさんと“秘書”浜崎美保さん(32)のゆる~いトークが好評だ。この日のテーマは「元気をつけたい時のチャージめし」。ギョーザ派の浜崎さんに対し、やしろさんの見せたガッツリ愛に、ガラスの外で男性ファンもうなずいた。

 ◆ 

 渋谷パルコパート1の一階に設けられたスペイン坂スタジオ。もともと若者をターゲットにした「CI(企業イメージ確立戦略)の一環だった」と、エフエム東京の竹井孝一郎さん(54)は振り返る。若者の街といえば渋谷。若年層をターゲットとするパルコと一緒に文化を創っていければとの思いだったという。
◆ゲスト延べ3500組
媚薬 販売
 これまで迎えたゲストは延べ三千五百組。目の前でアーティストを見られるとあって、周辺が人であふれ返ることもあった。出演する側にも思い入れの強い場所だったようで、女優の広瀬すずさん(18)は「初めて生放送した場所。すごくホットな場所です」と振り返る。パーソナリティーを務めた小林克也さん(75)も「僕は泣いてます」と同局にコメントを寄せた。

 高校生や親子連れ、サラリーマン、外国人…、時間帯で観覧者も様変わりする。その空気感などから、やしろさんは「印象派の絵を見ているよう」とガラスの外を見つめてきた。
女性用媚薬  続きを読む

Posted by onasorae at 16:26